今日のワンちゃん
☆トイプードル☆


歴史
プードルというとフランスを思い浮かべる人も多いと思いますが、原型となった祖先犬は中央アジアに存在していたと考えられています。カールのかかった被毛を持ったこの犬たちは牧畜に携わっており、いろいろな経路をたどってヨーロッパ各地にたどり着きました。その後、何種類ものラフ・コートの犬たちと掛け合わせられたと考えられています。
おそらく、初期でもっともプードルに近かったのは、フランス、ロシア、ハンガリーなどの国々に分布していた、カールのかかった被毛の「バーベット」という犬であったと推測されます。その中で、現在のプードルにもっとも影響を与えたのが、ドイツ原産のバーベットでした。プードルという名称もドイツ語の「pfudel(水たまり、水がはねる)」に由来しており、プードルが水の中で行動するのに優れていたことを証明しています。
フランスでは、カモ狩りの能力にあやかって「chien canard(カモ犬)」、それが変化した「caniche」などと呼ばれていました。牧畜と、水中での作業を得意とするプードルは、水辺での狩りでその能力を発揮していました。プードルは軍用犬、盲導犬、番犬、大道芸人の馬車引き犬として利用され、さらに多芸犬としてサーカスにも出演するようになりました。また、毛が水に濡れると重くなって泳ぎにくくなるという理由から、心臓の辺りを除いて被毛を刈り込むようになりました。足の関節回りには被毛が残されましたが、これは保護のためというよりは、どちらかというと装飾的なものであったと考えられています。実際、この刈り残しは、サーカスに出演していた時期に行なわれ始めたという有力な証拠もあるようです。
プードルは優雅な愛玩犬として、流行に敏感な女性たちから支持されるようになりました。フランスの貴族たちからも人気を集め、ついにはフランスの国犬となりました。特徴的だった被毛の刈り込みはさらに強調され、より小さいプードルを生み出す動きも出始めました。19世紀末になると、プードルはショーに出されるようになり、最初はブラッシングをせず、被毛を自然にからませた状態のままで出されていました。人目を引くには成功しましたがあまりに手入れが大変だったため、20世紀前半には淘汰されました。代わって登場したのが現在もっとも主流となっている「ブッファンスタイル(逆毛を立ててふくらませ、高さをつけた髪型)」でした。
その頃アメリカでのプードル人気は下降気味で、特に北アメリカでは1920年後半、絶滅の危機にまで追いやられました。その後、1930年代には人気が持ち直し、現在に至ってようやく、人気のある犬種としてその名を連ねることになりました。
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